新規特養をオープン!3か月で満室!

社会福祉法人永寿荘は、2018年に4つ目の特養をオープンしました。特養でも定員割れするような時代に、どうすれば無事オープンできるのか。当初は採用・集客両面に課題がありましたが、オープン後約3か月で満室に!好スタートの舞台裏について、副理事長の永嶋正史氏にお話しを伺いました。

 

 

社会福祉法人永寿荘(埼玉県さいたま市)

副理事長 永嶋正史氏

 

 

 

 

Q.特養オープンに関して、スタコンが力になれたことはどのようなことでしょうか?

 

4件目の施設立ち上げ時は、過去3件の時とは時代が異なっていました。10年前であれば、特養の待機者は多くいらっしゃいましたが、今では有料老人ホームやサ高住が増えて、待機者自体が少ない時代です。また、人材不足も深刻ですので、入居者・職員ともにどう集めるかが課題でした。

採用については、大枠は自分たちで計画を立てられても、実際にどう告知するのか、説明会のオペレーションはどのようにするのかなど、詳細までは0から考えるのは難しいと思います。そこに、様々な成功事例を見てきたスタコンさん入っていただき、具体的なアドバイスをいただけて良かったと思っています。

最終的に、20回以上はオープニングスタッフ募集の説明会を実施しましたが、毎月振り返りを行い、求人媒体の効果の検証や、就活者のニーズをかなり細かいところまで一緒に分析していただけたので助かりました。そうやって少しずつアップデートしていったからこそ、たくさんの方にご応募いただけたのだと思います。

一方で入居者募集は、当法人にとって初めての試みでした。どう地域にPRしていくかが課題でしたが、スタコンさんの見てきた成功事例をもとに、永寿荘なりのアレンジを加えて進められたと思います。おかげさまで当初の計画通り、およそ3か月で満床となりました。

 

Q.介護事業者は、スタコンをどのように活用すればよいでしょうか?

 

ただ闇雲にコンサルタントの力を借りても、効果は半減してしまうと思います。まずは自分たちなりに課題がどこにあるのかを分析し、さらに、どの課題をクリアしたいのかもある程度明確にしておくとよいと思います。

スタコンさんのよいところは、理論を押し付けるのではなく、法人のよいところを生かしながら伴走してくれることだと思います。また、スライドや募集チラシなどのツールも、自社で作成するのは大変ですが、そういった物の作りこみまで一緒にしてもらえるのが、他のコンサルと違う部分ではないでしょうか。