新卒採用をするのに、必ずやっていただきたいのが学校訪問です。時間と労力はかかりますが、継続的な採用につながる大切な行程です。
学校訪問の目的とは?
学校訪問には、大きく2つの目的があります。
①採用担当者や学生に自社の魅力を伝える
②学生の就活傾向について情報収集する |
②は、見落とされがちですが、非常に重要です。学生の就職活動の傾向は年度ごと、学校ごとに異なります。この傾向をつかむことにより、より効果的な採用戦略を立てることができます。
就職担当者は“キーパーソン”
学生にとって、就職担当者からの助言は、非常に大きな影響力を持ちます。特に、専門学校生や高校生はその傾向が顕著です。以前、私が独自に実施した、専門学生100人を対象としたアンケートでは、5人に1人以上が、最も重視する就職活動方法として「教員との相談」を挙げました。
相手に“有益な”情報を提供する
ニーズを踏まえ、こちらが提供する情報に“相手にとってのメリット”を付加することが重要です。
就職担当者のニーズ |
学生のニーズ |
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就職担当者のミッションは、「学生に納得ができる就職をさせること」です。さらに、学生が将来、「仕事を通して成長すること」を願っています。ですが、学校に集まる求人情報は膨大であるため、就職担当者としても、どの施設を勧めたらよいのかわからないのが実情です。同時に、学生も上記のようなニーズを抱えています。
【参加メリットが明確なイベントの例】
双方のニーズを満たすには、学生にとって“明確な参加メリット”があるイベントを企画することが重要です。