株式会社H.S.A(エイチ・エス・エー)は、「経営幹部の全会一致が得られないと、決定することができない」という独自のルールを取り入れています。そのため、社員同士がぶつかり合うことも少なくありません。しかし、敢えてトップマネジメントをしないことで、“人の成長”に重きを置き、“強い会社”を目指すのが、H.S.Aの魅力です。その取り組みは外部からも高く評価され、第6回「日本でいちばん大切にしたい会社」厚生労働大臣賞を受賞しました。今回は経営者である田中社長に、インタビューにお答えいただきました。
株式会社H.S.A
代表取締役 田中勉氏
スタコンさんとのお付き合いは長く、これまでの弊社の新規事業には全て関わっていただきました。私にとってスタコンさんは“もう1人の経営者”のような存在です。もし私が、経営について社内の誰かに相談をするとしたら、いわゆる“ナンバー2の人”に・・・ということになるでしょう。ですが、それでは対等に話をすることができません。相手は遠慮をして、言いたいことが言えない…といったことも考えられます。
だからこそ、“外部の人間で、かつ、対等に話し合える”スタコンさんは、貴重な存在です。私も気兼ねなく自分の意見をぶつけられますし、様々な施設の事例を見てきた経験を生かして、アドバイスをいただくこともできます。
私の想いの根底には、「よりよい社会をつくりたい」というものがあります。そして、よりよい社会をつくるには、“よい会社”をたくさんつくることだと信じています。ですから弊社は、そんな“よい会社“の1つでありたいと考えています。
弊社には、様々なバックグラウンドのスタッフがいます。中には今まであまり勉強をしてこなかったり、自分に自信が持てない人もいます。そんなスタッフ一人ひとりが健全に成長できる会社をつくること―それが、“いい会社”、そしてより“よい社会をつくること”につながるのではないでしょうか。
弊社のよいところは、本人の努力次第で、自分のアイデアをカタチにすることができることだと思います。それが仕事の醍醐味ですし、実現すれば自信につながります。ですから、スタコンさんには、そんなスタッフが“一歩踏み出る勇気”に寄り添ってもらいたいと思っています。何か自分なりのアイデアを持ってきたスタッフがいたら、寄り添って、どうしたら実現できるのかを一緒に考えてくれる。そんな存在でいてほしいなと思います。